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鷹取山の公園内での事故報告

鷹取山公園ご利用の皆様
鷹取山公園内での事故報告について
この度下記のとおりクライミングの事故が発生いたしましたので報告いたします。
クライミングにおいては、各自、安全に注意してご利用していることと思いますが、より一層
の安全対策・安全確認を行い、事故の無いようにご利用願います。
懸垂下降時の転落事故
発生日時:令和4年5月22日(日曜日) 午前9時20分くらい
発生場所:鷹取山 磨崖仏周辺の初級クラスの崖
参 加 者:鷹取山安全協議会に登録する団体 6名(リーダーは、クライミング経験者) 概 要:懸垂下降の練習中に落下し怪我を負ったもの。 練習形態:支点を作りロープを利用しての登り降りの練習
事 故 者:B(性別 女性 、年齢 30 代) 開催経緯:夏山に向け岩登りの練習を行うため、登録団体 C の 6 名が集まった。
※懸垂下降とは、ロープを使って岩壁から下降する方法。
ハーネスに接続した金属製の下降器にロープを通し、手でロープを操作することで下降速度などをコントロー
ルする。
内容
~途中経過省略~
登り降りの練習後、事故者 B は
懸垂下降の練習を安全な平地で 5 分から 10 分練習した後
4〜5m の崖で懸垂下降の練習を開始、崖上部から 1m くらい下がったところで足を滑らせる。一度テ ンションがかかり、身体が右斜め横になるが体制を立て直そうとした際、パンという音と共に落下し腰 椎の粉砕骨折の重傷を負った。 懸垂下降を行うための支点は、スクリュー式の環付カラビナを使用していた。 また、下ではストッパーがロープを持っていたが、支点からロープが外れたと推測され、意味をなさな かった。
支点のカラビナのゲートの位置が、崖の平と垂直の角部付近で、滑った衝撃の際支点ゲート が開いて、体制を立て直そうとした際に、支点から主ロープが外れものと推測される。 ゲートが簡単に開くという点においては、環付カラビナのスクリューをしっかり閉めていなかった・も しくは閉め忘れた可能性がある。また何より、初心者の懸垂なので、崖の上部で別ロープを使い第 3 者 によるビレイを行っていれば、防げたものと考える。 【安全に対する教訓】(団体から提出された教訓)
懸垂下降の練習は、第 3 者による別ロープによるビレイを行い、下降者の安全を確保する。 また、支点や結び目、ロープのセットついては、あらゆる危険の可能性を考え、2 重の措置や 複数人による確認を行います。
お願い
鷹取山公園内で、クライミングのご利用につきましては、鷹取山安全協議会への登録を行い、登録団体 の責任において安全対策・安全確認を行い、事故の無いようにご利用願います。 尚、万一事故が発生した場合は鷹取山安全協議会に連絡願います。
鷹取山安全協議会 事務局:横須賀山岳協会
連絡先:yokosukatozan@yahoo.co.jp
鷹取山安全協議会
会 長 高橋友孝

鷹取山クライミングをされる方へ〜鷹取山安全登山協議会への登録を〜

私たち横須賀山岳協会は、鷹取山でクライミングをされる方々に「鷹取山安全登山協議会」への登録をお願いしています。

鷹取山でのクライミングは横須賀市の条例「横須賀市都市公園条例」で原則禁止となっており、鷹取山でクライミングを行うには、個人または団体名義で鷹取山安全登山協議会へ岩場利用の登録を行う必要があります。

これから鷹取山でクライミングをしようという方、また以前から鷹取山でクライミングをしていたけれどもまだ登録をされていない方は、ぜひとも協議会へご登録ください。

登録方法などの詳細や登録用紙は下記のリンクからダウンロードできます。

ご協力よろしくお願いいたします。

鷹取山安全登山協議会への登録について

鷹取山岩登り利用団体(個人)登録申込書用紙